龍仁市(ヨンイン市)保育施設連合会は、龍仁市内の幼稚園児の保護者を対象に東ティモールの児童救援運動を展開し、収集した衣類・学用品・玩具・靴・人形・生活必需品など57箱(800kg)を去る7月20日に京畿道へ伝達した。京畿道ではこれら物品を駐東ティモール韓国大使館を通じて東ティモールの児童救援のために支援するように運ぶ計画である。 

今回伝達した支援物品は、去る2月に孫鶴圭(ソン・ハッキュ)京畿道知事を団長にした京畿道訪問団が世界平和祝典の平和メッセンジャー活動の一環として東ティモールを訪問し、その際同行した金大淑(キム・デスク)道議会文教公報委員会委員長から東ティモール児童の厳しく苦しい事情を伝え聞いた同委員長夫人(チェ・ヘスク)が主軸となって保育施設連合会会員たちと共に集めた物品である。 

京畿道は、国家がいまだ手をつけられない外交死角地帯にある東ティモールが経済的に大きな困難にぶつかっている点を勘案し、これまで2次に亘り医療支援団を派遣して現地から大好評を受けており、道特殊施策である｢ファームバンク(Pharm Bank)｣を通じ、医薬品(5千万ウォン相当)、跆拳(テコン)道着を始めとした跆拳道用品(2千3百万ウォン相当)と果菜類の種子(2千万ウォン)などを支援し、両国間の友好を深める契機を作ってきた。 

21世紀最初の独立国家の大統領が、21世紀最後の分断国家を訪問 

一方、去る2月に孫鶴圭京畿道知事が東ティモールを訪問した際、｢地球村唯一の分断国家｣韓国の京畿道で開かれる世界平和祝典に東ティモールの独立と平和の象徴であるシャナナ･グスマン大統領の参席を公式要請したのを受け、来る8月1日にはシャナナ・グスマン東ティモール大統領が世界平和祝典開幕式に公式参席するため訪韓する。