日本ケミコン 1千万ドル規模のLCD FPCモジュール工場設立方向に

投稿日d 2004-09-08 ヒット数 6185

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○ 京畿道知事を団長とし、米国と日本の先端企業誘致 活動の最終日、孫鶴圭(ソン・ハクキュ)京畿道知事は日本の日本ケミコン社の常盤会長とヒョンゴク産業団地に 1千万ドル規模のFPC製造工場新設についた投資MOUを締結した。 

○ 孫鶴圭(ソン・ハクキュ)知事はLGフィリップスLCD、 三星電子など世界市場におけるシェアを約50%を占めている韓国のコアTFT-LCD企業のこのような優れた世界市場でのシェアを説明し、そのことにより最近日本、 ヨーロッパ、米国のコアTFT-LCD企業の韓国参入に関する説明を加えた。 

○ それについて常盤日本ケミコン会長は、日々増えつつある韓国市場向けの輸出物量を円滑に消化し、さらに今後市場のリーダとしても京畿道のヒョンゴク団地に投資することは不可避であることを表明し、積極的な支援を求めた。 

○ 特に日本ケミコンの製造施設が入居する予定の平沢のヒョンゴク産業団地は、HOYA、ULVAC、NHT、日東電工など、TFT-LCDコア日本の部品企業のほとんどが入居する予定であるため、入居が終わるとTFT-LCDの巨大なクラスターが形成されると予想され、企業相互間のネットワーク形成および人材や資材の供給など、いろいろな面において有利な立地として位置づけられる。 

○ 日本ケミコンの今回の投資を企画している品目は、TFT-LCD FPC(Flexible Printed Circuit)モジュールで、LCDに組み込まれパネル電極と駆動回路を繋ぎ、回路基盤と配線機能を兼ねた画面の駆動コントロール機能をするものだ。 

○ 日本ケミコンは、さる1968年にコンデンサーを生産するサンヨン電子に全株のうち35%を投資し、初めて韓国に進出して以来、韓国地域の営業を担当するケミコン・コリアを ’03年に設立したことがある。 

○ 日本ケミコンは今年10月に工事に着工、来年の2月をめどに工事を進め4月からは本格的な生産に入るつもりだ。