〇 京畿道・京畿FTAセンター、非関税障壁に対応するオーストラリア・マレーシア現地輸出相談会実施(4月6日~12日) – 海外認証取得・準備企業に対して現地バイヤーとの輸出相談機会を提供 – 京畿道内のビューティー・消費財企業10社派遣、ビジネス相談105件、317万ドル輸出相談 〇 オセアニア・ASEAN市場拡大攻略及び海外認証の重要性に対する認識向上 京畿道と京畿地域FTA通商振興センター(以下、京畿FTAセンター)は15日、4月8日オーストラリア・メルボルン、4月10日マレーシア・クアラルンプールにて現地輸出相談会を開催した結果、計105件のビジネス相談が行われたと発表した。 本輸出相談会は、最近米中貿易摩擦が激化し、世界で非関税障壁規制が強化されるなど対外的な不確実性が高まる中において、K-ビューティー及び生活消費財分野の京畿道中小企業のグローバル市場の多角化を支援するために実施された。 両地域で実施された輸出相談会には、京畿道内の美容・ビューティー・生活消費財企業10社が参加した。その結果、オーストラリア・メルボルンでは49件の相談を通じて106万ドル規模の輸出相談実績を達成、このうち51万ドルの契約推進という成果を収めた。マレーシア・クアラルンプールでは56件の相談が行われ、211万ドル規模の輸出相談実績とともに、75万ドルの契約推進成果を収めた。 オーストラリア市場に初めて進出した河南市所在のスキンケア製品A企業は、「オーストラリアの消費者がK-製品の優秀性を認める雰囲気を直接体感できた」とし、「特に、韓-豪FTAを活用した関税優遇をもとに価格競争力を高めることで、実際の契約につながる可能性が高まった」と述べた。 龍仁市所在のB食品企業は、「本相談会を通じて、マレーシア市場の特性とバイヤーの反応を直接確認でき、とても有意義な経験となった」とし、「海外市場進出において海外規格の認証は必要不可欠なため、京畿FTAセンターの支援事業は大きく役立った」と語った。 オーストラリアは高い購買力と信頼に基づくプレミアム市場であり、特にエコ・健康食品に対する需要が高まっている。また、マレーシアはASEAN市場進出の拠点であり、イスラム圏のハラール市場進出のための戦略国として注目されている。そのため、本相談会は京畿道内の中小企業が米国・中国中心の輸出構造の殻を破り、新しい市場の開拓において重要な足掛かりになることが期待される。 京畿道と京畿FTAセンターは今後も、オーストラリア・マレーシアをはじめとするさまざまなグローバル市場で京畿道企業が非関税障壁を克服できるよう、現地相談会、海外認証支援、カスタマイズ型教育・説明会などを実施する計画だ。 詳細に関する問い合わせは、京畿FTA通商振興センター(1688-4684)で受け付けている。 パク・キョンソ京畿道国際通商課長は、「企業が輸出に必要な海外規格認証の重要性を認識して事前に準備することで、変化するグローバル市場に効果的に対応できるよう、積極的に支援する」と述べた。