キム·ドンヨン京畿道知事を団長とした京畿道代表団が、セサク企業(スタートアップ)グローバル進出支援と投資誘致、国際交流協力強化のために10月15日から21日まで5泊7日間、バージニア州とニューヨーク州など米国東部地域を訪問する。 キム知事の米国訪問は就任後に3度目で、今回の訪問はキム知事のダボスフォーラム(2024·世界経済フォーラム)参加の結実という点で大きな意味があると、京畿道は説明した。 キム知事は1月、スイスで開かれたダボスフォーラムで政府人事としては唯一イノベーターコミュニティに招請され、世界的スタートアップと縁を結んだ。イノベーターコミュニティは、世界中のスタートアップ企業が情報を共有するダボスフォーラムの代表的な行事だ。キム知事はまた、ダボスフォーラムに参加したユニコーン企業(企業価値1兆以上で創業して10年以下の非上場スタートアップ)の要請をフォーラム主催側が受け入れて主催した「京畿道と革新家(Gyeonggi the Innovator)」という特別セッションを主宰したりもした。キム知事はこのセッションに参加した7つのスタートアップ企業に京畿道投資を要請したが、当時セッションを共にした在米ユニコーン企業であるチョン·セジュヌム(NOOM)会長の招請で今回の訪問に向かうことになったのだ。 これに対し、今回の京畿道代表団と共に京畿道の22のスタートアップ関係者31人が同行し、UKF(United Korean Founders、韓国人創業者連合)と京畿道-米州地域間のスタートアップ相互進出支援のための協約を進める予定だ。UKFは、米州地域内の韓国人企業家たちが創業生態系造成支援のために設立した非営利団体だ。 また、彼らと共にUKFが主催する「2024NYCスタートアップサミット」に参加し、京畿道の企業にグローバル投資誘致広報機会を提供し、京畿道がスタートアップが成長できる最適の環境を提供するというメッセージを伝達する計画だ。 今回の訪問では実質的な投資誘致も行われる。産業安全認証の世界的な企業であるA社と物流センターへの投資及び開発プラットフォームの外国投資企業であるB社との投資協約を推進している。 国際交流協力分野ではバージニア州知事とニューヨーク州知事に会って先端産業などの実質協力を強化する予定だ。 バージニア州は製造業と先端産業を主要産業とし、主要データセンターがあるところで、キム知事はグレン·ヨンキン(Glenn Youngkin)バージニア州知事とスタートアップ、バイオなど京畿道戦略産業および未来成長分野の革新同盟を議論する計画だ。 「スタートアップ代表都市」ニューヨーク州との交流も今回の出会いを契機に活性化する方針だ。キム知事はキャシー·ホカル(Kathy Hochul)ニューヨーク州知事に京畿道とニューヨーク州の間のスタートアップ分野に対する物的支援と人的·技術交流と経済協力を提案する予定だ。 京畿道の関係者は「今回の訪問は北米東部地域の交流協力強化と先端産業の経済領土拡張、投資誘致のためのものだ。特に京畿道のスタートアップにグローバル進出の機会を作ってくれるということの意味が大きい」と話した。