5月は家庭の月!京畿北部のおすすめ樹木園

投稿日d 2018-05-10 ヒット数 375

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最近、南北首脳会談で発表された「板門店宣言」により、韓国と北朝鮮の境界線地域であり歴史・安保・生態価値の宝庫でもある京畿北部地域における人々の関心が高まっている。家庭の月である5月を迎えて、京畿道がおすすめする、家族皆で「韓半島の春」を存分に楽しめる京畿北部の樹木園5箇所の情報を集めた。
 
▲ 南楊州 ムルマルグム樹木園

南楊州市水洞面芝屯里に位置する「ムルマルグム(清い水)樹木園」は、京畿道と南楊州市の行政協業によって道有林を活用し、昨年10月に開園した新生樹木園だ。園内には自生草花園、芳香植物園など20の展示園が造成されており、ホザキツツジ、ハクサンシャクナゲなど1,200種の植物に出会える。

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現在、拡張現実を導入して一年中いつでも自然を楽しめる「スマート樹木園」や、茶山・丁若鏞の「冽上山水図」に描かれている滝を再現したスペース、「パンディップリ(蛍)生態公園」などの造成が進められており、2019年からは一層豊かな山林福祉休養空間が訪問客に提供される予定だ。
ここでは、森の解説や木工体験、山林治癒など、家族連れの観覧客のための多彩な体験プログラムが運営されており、また、小型ジップラインやブランコベンチなど子供たちの冒険心をくすぐる様々な遊戯施設も設けられている。

観覧時間は午前9時から午後6時までで、入場客数15万人を達成するまでは無料で運営される。公共交通機関でのアクセスは、京春線の磨石駅から市内バスに乗車すると良い。(お問い合わせ:031-590-4076)
 
▲ 加平 アチムゴヨ樹木園

加平郡上面に位置する「アチムゴヨ樹木園」は、約1000種の希少植物や自生植物などをはじめ、植物遺伝資源に該当する計5000種余りの植物を保存・増殖・展示しており、故郷の家庭園・下景庭園・韓国庭園など様々な「テーマ庭園」で構成されている。
「アチムゴヨ樹木園」では、5月27日までチューリップ、ツツジ、ケマンソウなど色とりどりの春の花を楽しめる「春のお出掛け、春花祭り」が開催される。また、園内のギャラリーでは「想像庭園-5月の散歩」をテーマに美術展示会が6月13日まで開かれる。子供の日の5月5日と翌日の6日には、野外ステージでマイム公演も実施される。他にも、毎週金・土・日曜日にはガーデニングクラスやコテージショップなど、多彩な体験プログラムが運営される。

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観覧時間は午前8時30分から午後7時30分まで。入場料金は大人9,500ウォン、青少年7,000ウォン、小人6,000ウォンとなっている。公共交通機関でのアクセスは、京春線の清平駅または清平バスターミナルで市内バスやシティツアーバスに乗車すると良い。(お問い合わせ:1544-6703)
 
▲ 抱川 平康植物園

抱川市永北面に位置する「平康植物園」は、約1,800坪の岩石園と50本余りのスイレンが集められたアジア最大規模の蓮池庭園、一年中青い芝生が広がる芝生広場など、12のテーマで造成されている植物園だ。特に、鳴声山や山井湖など、抱川の主な観光スポットが近くに所在している。
平康植物園は、今年の3月からデンマークのアップサイクルアーティスト「トーマス・ダンボ(Thomas Dambo)」と協業し、廃木材を活用したインスタレーションアート「忘れられた巨人(Forgotten Giants)プロジェクト」を披露している。訪問客は樹木園の至る所で花木と調和する「巨人」の人形とともに思い出の一枚となる写真を撮りながら、自然の大切さを実感することができる。

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観覧時間は午前9時から午後6時まで。入場料金は大人7,000ウォン、青少年5,000ウォンとなっている。小学生以下の子供は子供の日前後の5~7日の間は無料で入場できる。公共交通機関でのアクセスは、雲川市外バスターミナル前で市内バスに乗車すると良い。(お問い合わせ:031-531-7751)
 
▲ 楊州 長興自生樹木園

楊州市長興面に所在する「自生樹木園」は、四季をテーマに構成された「季節テーマ園」、教科書でよく紹介される花草が植えられた「教科書植物園」、韓国に自生するキク科植物にふれられる「ツィ(キク科)園」、草花と蓮池が調和する「渓流園」、サクラソウで飾られた「サクラソウ園」など14のテーマ園で構成されており、約1,200種の植物に出会うことができる。
樹木園では、幼児~小学生を対象に生きている昆虫の生態を観察する機会を提供する「昆虫体験」、森の生態を面白い説明を聞きながら学べる「森解説」、創意力と探究心を育む「遊び体験」などのプログラムが運営されている。

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観覧時間は、夏季を基準で午前9時から午後7時まで。入場料金は大人6,000ウォン、小人5,000ウォンなどとなっている。公共交通機関でのアクセスは、350番と360番の市外バスを利用すると良い。(お問い合わせ:031-826-0933)
 
▲ 南楊州 サンドゥルソリ樹木園

南楊州市別内洞に位置する「サンドゥルソリ樹木園」は野生花やハーブなど約1,200種の植物に出会える樹木園だ。都心からの交通が便利な上に、幼稚園生・小学生などを対象とする様々な現場体験学習プログラムが設けられているため、家族連れの訪問客の足が途絶えない。
5月中は毎週土・日曜日にハンドメイド体験やアート商品の販売、フードトラックなどで構成された「サンドゥルソリ・ヒーリングマーケット」プログラムが運営される。また、毎週土曜日はオカリナ演奏者キム・ヘソンによる「サンドゥルソリ・ヒーリング音楽会」も開かれる。

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観覧時間は、夏季を基準で午前9時30分から午後6時まで。入場料金は大人8,000ウォン、小人7,000ウォンなどとなっている。首都圏電鉄京春線の別内駅から近いところに位置している。(お問い合わせ:031-574-3252)