京畿道農業技術院、1年中花咲くハナキリンの新品種「レッドパング」を開発

投稿日d 2019-03-06 ヒット数 287

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○ 京畿道農業技術院、1年中花咲くハナキリンの新品種「レッドパング」を開発
– 2000年から「パノラマ」、「デュアルピンク」など21個の新品種を開発

京畿道農業技術院は25日、1年中花が咲く多肉植物である「ハナキリン」の新品種、「レッドパング(Red Pang)」を開発したと明らかにした。

トウダイグサ属の植物の一つであるハナキリンは、花に見える部分が実際には花を囲んでいる苞葉(bract)であり、実際の花は苞葉の中に隠れている形をしている。

ハナキリンは日光と水、肥料がしっかりあれば家庭でも1年中花を見ることができる植物だ。苞葉の色は赤色、ピンク色、白色など様々で、挿し木で繁殖が可能だ。花市場では1年中販売されており、3月に最も多く流通している。高温でもよく耐えるという長所のため、最近消費市場が増加している傾向にある。

京畿道農技院は、2000年から消費トレンドに合わせて継続的に新品種を開発し、緑色からピンク色へ次第に変化する苞葉を持つ「パノラマ」、2種類の苞葉色の「デュアルピンク」など21品種を育成農家へ普及してきた。

今年出願した「レッドパング」品種は、従来の花市場でよく見られる赤色の品種よりも、苞葉と葉の色が濃く鮮明で観賞価値が高く、枝条数が多く植物体が小さいコンパクトな樹形で室内での活用度が高いため、従来の赤色の品種に代わる競争力があるものと期待される。

新品種の分譲は先ず種子業など一部の資格を持った団体や農業人を対象に許可され、大量生産後、消費者の家庭で入手できるようになる。

金錫哲(キム・ソクチョル)京畿道農業技術院長は、「ハナキリンの新品種の開発は、韓国花卉市場のトレンドの変化と鉢植え花市場の拡大にも寄与するものと期待される」と述べ、また「継続的な品種開発の普及で、栽培農家の所得を高め、国産品種の競争力を高めたい」と語った。