京畿道農業技術院、米農業研究局と昆虫フェロモン開発国際共同研究推進

投稿日d 2019-07-03 ヒット数 293

コンテンツ

○ フェロモンの生合成メカニズム究明と活用防除技術開発のための国際共同研究協約式開催

– 主管:京畿道農業技術院、USDA ARS

– 日時:2019年6月28日(金)[米国時間]

– 場所:USDA ARS Horticultural Crop Research

 

 

7月1日、京畿道農業技術院長は、先月28日に米農業研究局(USDA ARS)と「昆虫フェロモンの生合成メカニズム究明と活用技術開発」共同研究のための協約式を行ったことを明かした。

米農業研究局は、米農務省傘下の国家研究機関で、海外を含め90以上の研究室と年12億ドル規模の予算を運用しており、690個の研究プロジェクトを実施している。

フェロモンは、昆虫の情報化学物質で、極少量の分泌で同じ種の他の個体を誘引できる物質だ。広範囲に適用される化学殺虫剤とは異なり、目標とする昆虫に対してのみ作用する特徴があり、環境にやさしい害虫防除として活用できる必須技術である。

京畿道農業技術院と米農業研究局は、協約に従って3年間、フェロモン候補物質の探索と抽出・同定技法、フェロモン生合成に関与する遺伝子の探索、フェロモン物質の活性・防除効果評価などの共同研究を実施する。

研究期間中、米国現地で派遣研究を実施して先進研究力量を習得し、フェロモン活用開発技術の発展を図る計画だ。

キム・ソクチョル京畿道農業技術院長は、「この協約は、環境にやさしいフェロモンを活用した防除技術を発展させて、持続可能な農業と安全な食の生産に貢献すると信じている。今後も、この協約をきっかけに、他の農業分野における両機関の研究協力システムを構築していきたい。」と明かした。