サムスン・ハイニックスの相次ぐ投資決定に対して…道、「京畿半導体クラスター支援案」立案-2025年まで19ライン8万4千人が働く世界的半導体生産基地構築を期待

投稿日d 2019-05-17 ヒット数 402

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○ SKハイニックス・サムスンの投資決定により、道は支援計画立案など積極的対応に乗り出す

○ 2030年まで京畿半導体クラスター誕生を期待

– サムスン器興・華城・平沢とSK利川・龍仁などが合わさり

– 最大19ラインに8万4千人が働く世界的半導体生産基地構築

○ 道、半導体産業は経済成長、雇用創出に多大なる影響

– 専担チーム構成、龍仁共生クラスター造成など支援方策を立案予定

 

最近、SKハイニックスが龍仁半導体クラスターに122兆ウォン、サムスンがシステム半導体に133兆ウォンを投資する計画が発表され、京畿道はこれに対する支援計画を設けるなど積極的な対応に乗り出した。

15日、京畿道によると、道は韓国半導体産業が大韓民国の未来の収入確保に多大な影響を及ぼすという判断により、専担チーム構成と共生協力方策立案など、半導体産業支援のための長期的な方策の構築に取りかかった。

京畿道の調査によると、昨年の韓国の半導体輸出額は1,267億ドルで、その約半分の548億ドル(43.3%)が京畿道で生まれた。韓国の半導体企業の64.3%が道内にあるからだ。また、韓国半導体産業協会の資料によると、韓国の半導体企業252社のうち京畿道に住所を置く企業は162社で、2番目に多いソウル50社の3倍を超えている。

京畿道には、現在サムスン電子器興・華城工場、平沢高徳国際産業団地にあるサムスン半導体平沢第1工場、利川にあるSKハイニックス半導体団地が所在している。サムスン器興・華城工場では10ライン4万1千人、平沢1工場では1ライン4千人、SKハイニックス利川工場では2ライン1万8千人が勤務している。

ここに、今回確定されたSKハイニックスの龍仁工場、来年3月に稼働予定のサムスン半導体平沢2工場、SKハイニックス利川M16工場が加われば、2030年に最大19ライン8万4千人の人材が働く世界的な半導体生産基地「京畿半導体クラスター」が誕生する見通しだ。

同時に、去る7日に京畿道と龍仁市が共同推進することを協議した京畿龍仁プラットフォームシティも、京畿半導体クラスター造成を支援する見通しだ。龍仁プラットフォームシティは、龍仁市器興区宝亭洞・痲北洞・新葛洞一帯2.7㎢(約83万坪)規模の敷地に造成予定の先端産業、商業、住居、文化・福祉空間が調和する未来型複合自足都市だ。龍仁プラットフォームシティの周辺には、緑十字、一洋薬品などの大手製薬会社の本社と製造・研究開発(R&D)施設があり、近隣の痲北研究団地(R&D)には現代モービス、現代自動車研究所など9つの企業体が入居しており、産業基盤も強固だ。そのため、道は最近SKハイニックスの入居が確定された「龍仁半導体クラスター」とのシナジー効果を期待している。

これにより、道は京畿半導体クラスター造成に支障がないよう、道ができることから推進し、多様な支援方策を拡充していく方針だ。

まず、道は先月17日に行政2部知事と平和部知事を共同団長として、投資振興課など11課が参加する京畿道合同支援団会議を開き、農地・産地専用などの許可・認可及び電力・上水道・道路などのインフラ拡充を支援するため、道レベルのワンストップ密着支援システムを運営することを決定した。また、許可・認可支援のため、道の産業政策課に半導体産団T/Fチームを構成した。道は、京畿半導体クラスターが持つ雇用創出と地域経済活性化効果は多大であると見なして、7月に実施予定の組織改編を通してT/Fチームを正規組織化し、道全体の半導体クラスターを支援する方策を検討中だ。

また、SKハイニックスと共同で龍仁半導体クラスター造成成功のための協力方策も構築中だ。道は、龍仁半導体クラスター内に大企業・中小企業の創業研究空間と教育の場がある共生協力センター設立、半導体装備と素材部品関連技術を有する技術革新企業へ資金を支援する共生ファンド造成などを支援する計画だ。

パク・シンファン京畿道経済労働室長は「半導体産業は良い雇用創出と経済成長、国内企業の競争力強化に及ぼす波及効果が大きい。そのため、京畿半導体クラスターの成功は非常に重要だ」と述べ、また「一つの企業に対する一方的な支援ではなく、大企業・中小企業が共に成長する模範的な共生クラスターを造成して、これを土台に中小企業と同伴成長できるよう、多面的な支援を検討している」と語った。