オランダのアムステルダムに広がる韓国ドキュメンタリー映画の力

投稿日d 2018-11-27 ヒット数 397

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DMZ国際ドキュメンタリー映画祭が、仁川ドキュメンタリーポート、映画振興委員会と共に18日夜、オランダのアムステルダムで「韓国ドキュメンタリーの夜」というイベントを開催した。

世界的なドキュメンタリー映画祭に挙げられるアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(IDFA)(2018年11月14日~25日)の期間中に開かれた同日のイベントには、カナダのホットドックス(Hot Docs)、イギリスのシェフィールドドキュメンタリー映画祭(Sheffield Doc Fest)など、主要ドキュメンタリー映画祭のプログラマーをはじめ、国内外の監督やプロデューサー、製作関係者など300人余りが参加した。

「韓国ドキュメンタリーの夜」は、2018 IDFAの主要部門に招かれた韓国ドキュメンタリーの活躍を海外に伝え、世界中から集まったドキュメンタリー関係者との交流の場を設けるために開催された。

2018 IDFAの公式招請韓国ドキュメンタリーは全4作品で、「長編コンペティション」部門にDMZ国際ドキュメンタリー映画祭執行委員長であるホン・ヒョンスク監督の「ジュナの惑星」が、「フロントライト」部門にはイ・スンジュン監督の「不在の記憶」、「セントラルピーチ」部門にはチョン・ユンソク監督の「眉毛」、そして「ラフカットプロジェクト」には韓国系養子縁組でスウェーデン国籍のソンヒ監督の「フォーゲットミーノット」が上映される。

2011年に「カタツムリの星」でIDFA長編コンペティション部門大賞を受賞したイ・スンジュン監督の新作「不在の記憶」は、11月8日から15日まで開催されたニューヨークドキュメンタリー映画祭の審査委員大賞作に選ばれている。

今年で31回目を迎えるIDFAは、実験と挑戦精神が際立つ200本余りのドキュメンタリーを上映する祭りで、約10万人以上の映画関係者と観客が映画祭を訪れ、IDFAのマーケットとフォーラムは、映画産業従事者が欠かせない重要なイベントだ。

DMZ国際ドキュメンタリー映画祭のホン・ヒョンスク執行委員長は、「映画祭、マーケット、そして映画産業支援機関が共に、海外で韓国ドキュメンタリーについて伝える最初のイベントが大きな反響を呼び、嬉しく思う。」と述べ、また「DMZ国際ドキュメンタリー映画祭が、世界のドキュメンタリー関係者が必ず訪れたいと願うような、重要な映画祭として位置づけられるよう、一層努力するつもりだ。」と語った。
 
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